ジュエリーを通して娘につなぐ、色あせない『つながり』

第2話

欲しかったのはお守りになるネックレス

独身時代から、首もとをさりげなく飾るネックレスが好きでよく身に着けていました。
けれども、娘を産んでからは忙しさに紛れて、なかなかネックレスを着ける機会もなくて・・・。



そんな中、娘がハイハイを始めたころから、なんとなく「お守りになるようなネックレスがほしいな」と思うようになっていました。
家事育児の空き時間に ネットでいろいろ検索していて、こちらのお店のジュエリーを目にしました。
どのジュエリーもすてきでしたが、わたしが一番気に入ったのは、小さなコインモチーフのネックレス。


普段使いにしやすいサイズ感とシンプルなデザイン、上質な素材、自分好みにオーダーできる点など、「まさにわたしが求めていたネックレス!」と感じました。

夫に話すと、「ぜひプレゼントさせてほしい」と言ってくれ、注文させていただきました。
詳細についてオーダーするのも、とても楽しかったです。
小さなネックレスに、どんな気持ちや記憶を刻み込もうかなと、さまざまに考えました。



娘と夫と、大好きな祖父母にちなんだものを

わたしにとってのコンセプトが「お守りになるネックレス」だったので、大好きな人たち、大切な人たちにちなむデザインにすることにしました。
リバーシブル使いできるので、おもて面にもうら面にもデザインをお願いできるのがよかったです。

おもて面に、まずは娘の名前を。
そのそばに、4月生まれの夫の誕生石であるダイヤモンドを一粒添えてもらいました。

そして、うら面には、子どものころからずっと大好きな祖父母のイニシャルを刻んでもらうことにしました。

まるでお雛様とお内裏様のように二人のイニシャルが並んで置かれた出来上がりイメージ図を見て、夫婦仲のよい祖父母にぴったりだと微笑ましくなりました。


デザインを考えているときに、祖母がわたしのハタチのお祝いにとフォーマルに使えるパールのネックレスを贈ってくれたことや、わたしの結婚式のときに祖父が大泣きしながら夫の手を取って「よろしく頼みます、よろしく頼みます」と繰り返し言ってくれたことなどを思い出し、思わず涙ぐみました。

両親をはじめ、周囲の人たちみんなに支えられて、愛されて、今のわたしがあるのだなと、改めて感じました。



母として心地よいネックレス

手もとに届いたネックレスはイメージしていた以上に美しく、ていねいな作りで、そして、とてもあたたかな色合いに輝いていました。

届いたその日から、さっそく身に着けています。
小さなコインは、わたしとわたしの大切な人たちとの永遠のつながりを象徴するお守りです。

夫は、わたしが毎日このネックレスをしているのを見て、「よく似合うよ」と言ってくれます。
“母”になったきみが心地よく身に着けられるネックレスが見つかってよかったね」と。



娘に譲りたいのは、愛情や幸福、安心感そして・・

まだまだ先のことですが、娘のハタチのお祝いに、このネックレスを譲ろうかなと考えています。

わたしが受け取ってきた愛情や、感じてきた幸福、そして、いつも大切な人たちがそばにいて見守ってくれているという安心感・・・

そういったものを、全部娘に譲ってあげたいと思うのです。

そしてまた、人は一人で生きていくのじゃない、みんなと助け合って、支えられて生きていくのだということも伝えたいです。

もちろん、その日まで、娘には日々の暮らしの中で、ありったけの愛情をあげようと思います。





ママとパパの子どもでよかったと感じてもらえるよう・・・

成長していく中では、ときに困難に直面することもあると思いますが、どんなときでも希望を失わず、前を向いて進んでいけるよう手助けしてあげたいです。

そして、いつの日か、「ママとパパの子どもでよかった」と感じてほしい・・・。

肌身離さず大切にしたいと思えるネックレスに出会えて、心から感謝しています。
世界にただ一つの、わたしだけのネックレスを、ずっと大切にします。


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