”記念日ジュエリー”誕生秘話
始まりは
「子供の名前と生まれた日を刻みたい」
というお客様の声から

イニシャルを刻印できるオリジナルのコインネックレスを販売し始めてから間もなく、
ご出産されたお客様から「子供の名前と生まれた日を刻めますか?」とのリクエストを頂きました。
もちろん、技術的には可能だったので、バランスの良い配置や大きさを考え、丁寧に職人に伝えました。
出来上がったジュエリーを目の前に、震えるほど心揺さぶられたことを、今でも鮮明に覚えています。
私たち作り手が、ただ単に綺麗に作っただけではなく、そのジュエリーは、「お子様誕生の記念のジュエリーを作りたい」というお客様の強い想いや愛に満ち溢れ、そのもの以上にキラキラ輝いていました。
この小さなジュエリーに込められたお客様の強い想いを多くの方に知って頂きたい!と思い、お客様に許可を頂き、ジュエリーの写真を商品ページに掲載させていただきました。
すると、同じように「子供の名前や記念日、出生時の体重や身長を刻みたい」と希望される方が続々とご注文して下さったのです。

母になって想うこと
出産記念にと、ママ達からのご注文が増える中、私自身も母になり、よりお客様の愛や想いに共感できるようにもなりました。
しかし、初めての子育ては喜びばかりではありません。
あやしても泣き続ける、夜なかなか寝てくれず途方に暮れる、自己主張がでてくると、言う事聞いてくれなかったり、イライラしたり・・・

そんな時、産院で我が子がうまれた時のことを思い出します。

小さいけど力強い命にやっと出会えた喜び。
ギュッと握った手には美しい未来。
よくママのところへ来てくれたね。

行きつくところは、ただただ「うまれてきてくれてありがとう」なんだなぁ・・・
子供の名前やうまれた日を刻んだ「記念日ジュエリー」が、子育ての原点を振り返るものに。
母としての原点に立ち返ることのできる、
そんな存在であってほしいと願っています。

子供のころから絵を描くことが好きなのと海外生活への憧れがあり、2000-2004 にロンドンにアート留学。
数多くの有名ファッションデザイナーを世に送りだしている Central Saint Martins College (現University of Arts London)に入り、金属を使ったモノづくりに魅了され、ジュエリーデザイン科へ。
現地の職人さんに弟子入りもし、さらに繊細なジュエリー細工の世界にのめり込む。
卒業制作で作ったシルバーと木を使ったアーティステックなジュエリーはロンドンのアートギャラリーに展示された。
帰国後は、ハイジュエリー、ブライダルジュエリー、ファッションジュエリーなど多岐にわたりデザイン、販売、企画を経験。
ブライダルジュエリーの店頭デザインの仕事をしていた時、お客様の想いをカタチにする世界で一つのジュエリー作りに感動。
留学時代への作品作りへの想いも忘れられず、「お客様の気持ちに寄り添った、オリジナルジュエリーを直接お届けしたい!」という気持ちが固まる。
シンプルな普段使いできるイニシャルコインネックレスをオーダーメイドにて販売。
最初は何の反応もなかった商品も、ご出産されたお客様から、「子供の名前と生まれた日を刻めますか?」とのご要望から始まり、600個以上を販売。
子育ての原点に立ち返ることができたり、将来家族で子供がうまれた日のことを語り合ったり懐かしんだりできる家族の姿を、ジュエリーを通してお届けしたい。
プライベートでは、3児の母。
子育て絵日記を描くのが趣味。
幼い子供たちとの時間を大切にしながらも一人の女性として人生楽しんでいる姿を子供に見せたい。
